Dorsey & Whitney法律事務所が2021年3月18日に開催したオンライン・セミナーにおいて、「中国、日本、欧州/ドイツにおいて特許出願・特許に対して対抗する手段」を題材にゾンデルホフ&アインゼルの日本、中国、欧州事務所からペトラ・ヴェストファール博士(EPO代理人・ドイツ弁理士)、趙飛 (中国弁理士)、フェリックスーラインハルト・アインゼル(日本弁理士)が講演を行いました。
米国向けのセミナーだったため、ドイツの演者は夜11時から、中国は午前6時、日本は午前7時という異例の時間でのセミナー開催となりましたが、EPO/ドイツ、中国、日本のそれぞれの国において、特許侵害を回避する側の視点に立って提案を行いました。
日本ではダミーを利用した上での情報提供制度が多用され、特許付与後の情報提供も可能なこと、中国では特許異議申立制度がなく、ドイツと同様、特許無効の抗弁が認められないことなど、それぞれの国の制度の違いの説明がなされ、さらに具体的な場面を想定した上で最適な手段についての提案がなされました。
比較法的な視点を採り入れるという、ゾンデルホフ&アインゼルならではのセミナー内容となりました。
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